パイプ端末加工とは
「パイプ端末加工とは」、パイプの端部を様々な形状に成形することです。
成形とは、塑性加工の一般名称であり、金属などの材料に主にプレス力などの大きな力を加え、所定の形状に完成させることです。切削に比べて、切子が発生しないため歩留まりが良く、また一瞬で所定の形状が完成するため、加工時間がはるかに少なく済みます。
とりわけパイプ端末加工は、継ぎ手形状として使われることが多く、その形状も各大手メーカー様により多岐に渡ります。それにこたえられるのは材料と会話のできる職人芸であります。
「こんな形状できないかな?」「こんな形状無理だよな・・・」とお考えでしたら是非一度お問い合わせください!「パイプ加工のゴッドハンド」が、ベストアンサーをお持ちいたします!
「パイプ端末加工形状」は上図に示すように、非常に多岐にわたります。まずは加工したい形状の製品図面を見せて頂き、その形状に応じた最適な加工機械をご提案いたします。
スウェージング(縮管)・・・パイプを絞り外形を減少させる成形
クロージング・・・パイプ端末部を密閉上にする成形
フランジ(フレア)・・・パイプ端末部を内側または外側に折り曲げる成形
カーリング・・・パイプ端末部を内側又は外側にカールさせ端部を補強する成形
エキスパンド(拡管)・・・パイプ端末部を押し広げる成形
ビーディング(紐出し)・・・ひも状の隆起又は溝をつける成形
バルジ・・・パイプの内側に圧力を加えてパイプの一部を膨張させる加工
かしめ・・・溶接せずに成形により部品を緊結させる成形
異形・・・上記にとらわれない様々なパイプ形状
実績として「鉄」「銅」「ステンレス」「アルミニウム」等ありますが、それ以外でも積極的に『挑戦』いたします。
DPMシリーズ ―プレス方式―
油圧プレスでパイプ先端を様々な形状に成形することが出来るオールマイティー汎用機です。
パンチ数を増やすことでさらに成形バラエティーを増やすことが出来ます。
パンチ数を増やすことでさらに成形バラエティーを増やすことが出来ます。
CDRシリーズ ―スピニング(回転)方式―
パイプ端部をスピニング方式によりクロージング(閉塞)させます。
平成15年に群馬県より「1社1技術(現ぐんまの優れたものづくり企業)」に選ばれた装置です。
DSMシリーズ ―スピニング(回転)方式―
パイプ端部を回転ダイスでプレスすることにより縮管させます。
縮管率が高く、座屈しやすい縮管に最適です。
縮管率が高く、座屈しやすい縮管に最適です。
DRMシリーズ ―スピニング(回転)方式―
内側から芯金を回転させて外バルジ成形する方式です。
DRBシリーズ ―熱交換機用特殊ベンダ―
熱交換器専用ベンダーです。フィン付熱交換器をASSY状態のまま所定の形状に曲げます。放熱用アルミのフィンは厚さ0.3mm程度ですが、軟素材のアルミフィン形状を維持したまま全体を曲げていきます。
自動供給機付
上記のDPMシリーズ全てに、自社製オリジナル「自動パイプ供給機および排出機」をオプションで取り付けることが可能です。大量生産向けで、省力化に貢献できます。
エアハンド式パイプ供給装置付き例
エアプッシャー式パイプ供給装置付き例
ロボットハンド式パイプ供給装置付き例